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【深掘り情報】広島県瀬戸田町・たではら農園とネーブルオレンジ

年間平均気温が15.5℃と暖かな広島県尾道市瀬戸田町。水はけの良い花崗岩の土壌と年間を通じて降水量が少ない気候は柑橘栽培に最適。瀬戸田町がある生口島のほとんどの農家がレモンやみかんといった柑橘を栽培しています。そのため花が咲く5月中旬頃は、島全体が柑橘の花の香りに包まれるんですよ。

ブラジルが原産地となるネーブルオレンジは1870年にアメリカに渡り、日本の和歌山県に初めて導入されたのは1889年。日本ではカリフォルニア産ネーブルが多く輸入されていますが、実は国内生産も盛んで、広島県、和歌山県、静岡県、愛媛県が主な産地。なかでも広島県瀬戸田町はネーブルオレンジの一大産地なんです。

ネーブルオレンジの品種にはワシントンや山見坂、清家などがありますが、いずれも果頂部にへそ(navel)があります。日本では”へそだいだい”や”へそみかん”などの俗名で呼ばれることがありますが、もちろん村上トラネーブルにもへそがあります。

村上トラネーブルは、濃密な甘みの中に爽やかに抜ける酸味があるのが特徴です。

ネーブルオレンジには、お肌の調子を整えたり、病気などへの抵抗力を強めるビタミンCが多く含まれている他に、ダイエットや体づくりに必要なビタミンB1も豊富に含まれています。他にもビタミンAや食物繊維なども含まれていますよ。

瀬戸田町で約60年、レモンやオレンジなどの柑橘をつくり続けているたではら農園(写真は代表の蓼原由美子さん)。日当たりのよい急斜面に畑が広がり、日差しをたっぷり浴びながら果実は成長します。果樹に与える水は井戸から汲み上げた天然水。穏やかな気候と海風により元気いっぱいな果実が育まれます。

村上トラネーブルは5月頃に花が咲き、今季の収穫は12月に行われました。たではら農園では収穫後のネーブルオレンジを徹底した管理の下で貯蔵し寝かせます。こうすることでジューシーさを損なうことなく甘味が増し、酸味とのバランスがとれた熟ネーブルになるんです。熟したネーブルはカットした瞬間にネーブルの甘酸っぱい香りが華やかに広がり濃密な果汁が溢れ出ます。

また、たではら農園の果実にはワックスを使用しておらず、栽培〜貯蔵期間中は農薬の使用回数を最低限に減らすおかげで(*)、果実は果皮までいただくことができるんです(*天候や樹勢維持、保存のために防腐剤を最低限使用することがあります)。ケーキ エクレア オランジュには村上トラネーブルの風味をより高めるためにネーブルの果皮を隠し味に使用しています。果皮まで丸ごと味わえるのは、たではら農園の丁寧で健康的な栽培のおかげなんですよ。