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【深掘り情報】栃木県益子町・吉村農園と「とちあいか」

栃木県南東部に位置する加賀郡の町・益子(ましこ)町。

室町・鎌倉時代まで遡るような貴重な文化財が町の中心を取り巻くように点在しています。

江戸時代末期に窯が築かれて以来、益子焼の産地としても有名です。

現在、約250の窯元と約50の陶器店があるんだとか。

若手からベテランまで益子に窯を構える陶芸家も多く、その作風は民芸的なものからモダンなもの、ユニークなものからアート性の高いものまで多種多様。

春と秋には陶器市が開かれるんですよ。

町の中心部から足を延ばすと広がるのは、懐かしさを感じさせる里山の景色。

はっきりとした四季、ゆるやかな起伏の山、豊かな自然に恵まれた益子町では、その風土を生かしたイチゴ栽培が多く営まれています。

イチゴの収穫量日本一を誇る栃木県で、令和初のオリジナル品種として誕生したのが「とちあいか」。

2021年秋から県外出荷が解禁されたばかりの完全新種のイチゴです。

甘みが強く、酸味は優しくまろやか。

口の中にいつまでも香りが残るような深い味わいが特徴。

スイーツに加工するのはもちろん、生食にも向いています。

とちあいかには他の品種と同じように、ビタミンCが含まれているのはもちろん、妊娠中に摂ると良いと言われる葉酸も含まれているんですよ。

さらに、とちあいかはヘタの部分のくぼみが大きいので、縦にカットするとその姿はハート形に見えるのだとか。

可愛らしいルックスにもときめきますよね。

栃木県の品種としては「とちおとめ」が有名ですが、栃木県は今後の主力品種を「とちあいか」に交代することを発表しています。

これからイチゴの主役が「とちあいか」に交代すると言っても過言ではありません。

どんどん有名になっていく「とちあいか」を、今のうちにぜひ先取りしてくださいね。

1986年の創業以来、土づくりにこだわることでイチゴの美味しさを追究してきた栃木県益子町の吉村農園さん(写真は吉村農園の吉村想一さん)。

吉村農園さんのイチゴづくりでは「土耕栽培」という方法がとられています。

美味しいイチゴづくりに欠かせないのは土。それは昔から変わりません。

マルチという黒いビニールの下に広がるのは豊富な土。

植物は土に根を張り伸ばすことで栄養を吸収し、美味しい実をつくります。それはイチゴも同じです。

吉村農園さんでは美味しいイチゴづくりに欠かせない栄養分として、山の木の葉を入れた土づくりにこだわられています。

木の葉は裏の山からとってくるそうですよ。

地元の自然サイクルを利用してつくられた、こだわりの土。

昔ながらの土耕栽培は腰をかがめて作業することが多く労力がかります。

しかし栄養たっぷりの土と水、そして太陽の光を浴びて育ったイチゴは、濃くて美味しいと言われています。

たくさんの方に喜んでいただきたいという想いでイチゴづくりに向き合い、自然の栄養をたっぷり含んだこだわりの土が、笑顔を運ぶイチゴを育み実らせました。

グラン スイート サーカスは、吉村農園さんで収穫されるとちあいかをケーキ エクレアとパリブレストに仕上げますよ。