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【深掘り情報】食べごろのナガノパープルと中村農園

今回はこの初秋にグラン スイート サーカスが主役に抜擢したナガノパープルの深掘り情報をお届けします。

長野県須坂市の山あいで樹上でじっくり熟された中村農園のナガノパープルをケーキ エクレアとパリブレストに使用しますよ。

★中村農園のナガノパープル

種がなく皮ごと食べられるブドウとして白系のブドウではシャインマスカットが有名ですが、黒系のブドウとしてはナガノパープルがダントツの代表格。

ハリある大粒の果肉を包む果皮の食感はパリッと。芳醇な香りとほどよい酸味と渋み、果肉の濃密な甘みのコントラストはブドウファンをとりこにするほど。

種もなく果皮も食べられるので手も汚れにくく、食べた後も散らかりません。

とても食べやすいので、次から次へと手が伸びてしまいます。

あまり知られていないのですが、ナガノパープルをはじめとするブドウは、収穫後に寝かせて追熟しても甘くなりません。

スーパーで購入したブドウが思いのほか酸っぱかったというご経験をされた方もいらっしゃるかと思います。

中村農園では一般的な市場流通品よりもさらにじっくり樹上で熟させ、糖度を見極め、生産者ご自身が”いまがまさに食べごろ!”と太鼓判を押したブドウだけを収穫しています。

ちなみに果皮についている白い粉は「ブルーム」といって、果実に含まれる脂質からつくられた天然の蝋(ろう)物質が表面に出てきたもの。

ブルームはブドウの病気を予防したり、果実の水分の蒸発を防ぐなど鮮度を保つ働きがあります。

農薬やカビではないので安心してそのままいただけますよ。

それでもやっぱり気になるという方は、いただく前にブドウを軽く水ですすぎましょうね。

そもそも「ナガノパープル」という品種を初めて耳にする方もいらっしゃるかと思います。

ナガノパープルは巨峰とリザマートをかけあわせた黒系のブドウ品種で、長野県須坂市で誕生しました。

粒が大きく種がなく皮ごと食べられるナガノパープルはポリフェノールたっぷり。

シャインマスカットと同等に扱われる高級ブドウで、黒系ブドウのシャインマスカットのような存在です。

ナガノパープルはこれまで長野県内でしか栽培できなかったのですが、2018年から生産地域が緩和され長野県外での栽培が可能になりました。

そのおかげで長野県外の農家さんもナガノパープルの栽培にチャレンジしているので、もうしばらくしたら国内の生産量も増え、全国的な認知度がもっと広がっていくかと思います。

しかしナガノパープルの美味しさはブドウ好き界隈ではすでに熱く知られておりまして、ご存知なかった方はぜひ名前だけでも覚えておいていただいて損はないかと思います。

昼夜の大きな寒暖差と少ない雨量というブドウ栽培に理想的な気候を持つ長野県須坂市。

ナガノパープル誕生の地である須坂市の山あいで、中村農園(写真は代表の中村仁さん)は丹精を込めてブドウ栽培を行っています。

100年以上に渡り先祖代々から受け継がれた畑で、独自の方法で土づくりから改良。

その畑から採れるブドウは、山の畑ならではの濃い味がご自慢。

中村農園ではブドウの糖度が上がるまで樹上で丁寧に育み、食べごろの収穫タイミングを見極めて収穫しているんですよ。

そんな中村農園が育てるナガノパープルは、2020年に開催された長野県と長野県園芸作物生産振興協議会主催のコンクールで最高位となる農林水産大臣賞を受賞するほどの格別さ!

その後も長野県須坂市とJAながの須高ぶどう部会によるトップセールスに入賞するなど、培ってきた高度なブドウ栽培の技術は、特に難しいとされるナガノパープルの栽培に活かされています。

ナガノパープル誕生の地ならではの芳醇な香りと濃厚な味わいを備える中村農園のナガノパープルをスイーツに贅沢に使用しました。

食べごろの味覚をスイーツを通じてお愉しみください。