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【深掘り情報】広島県瀬戸田町・たではら農園とはるか

年間平均気温が15.5℃と暖かな広島県尾道市瀬戸田町。

水はけの良い花崗岩の土壌と年間を通じて降水量が少ない気候は柑橘栽培に最適。

瀬戸田町がある生口島のほとんどの農家がレモンやみかんといった柑橘を栽培しています。そのため花が咲く5月中旬頃は、島全体が柑橘の花の香りに包まれるんですよ。

はるか が生まれたのは福岡県の糸島。農家さんの庭先で日向夏と甘夏柑が自然交配しているのが発見されました。

自然交配した奇跡と、それがとても美味しいという奇跡が重なったが故に、”奇跡の柑橘”や”奇跡のみかん”とも呼ばれています。

この発見は昭和55年のこと。

その後平成8年に品種登録され、現在では糸島をはじめ、広島県、愛媛県がはるかの主な産地となっています。

新しめの品種であり生産量も少なく、産地で地消されることが多いため、東日本ではほとんど見かけないのではないでしょうか。

はるかはヘタ部分の出っぱりと、おしりにある円状の丸いくぼみが特徴。

レモンのような薄黄色の果皮がなんだか酸っぱそうなのですが、実際は真逆。

とても甘いんです!

爽やかな香りにクセになるほどの上品な甘み、熟すと酸味はほとんどありません。

見ためと裏腹すぎて驚きます。

しかも果皮も食べることができるんです。

採れたての果皮にかぶりつくと爽やかな香りがパァーっと広がり、歯応えもよく甘くて美味しいですよ。

果皮に苦味がほとんどないのも驚きです。

ですのでグラン スイート サーカスは、はるかを果肉から果皮まで丸ごと使用しますよ。

今回主演を飾るはるかは、広島県尾道市瀬戸田町のたではら農園さんが今季収穫し、生産者自らが徹底した管理下で熟成貯蔵したもの。

はるかのように遅い時期に採れる晩柑類の柑橘は、寝かせることで甘味が増し、酸味とのバランスがとれた濃密な味わいになるんですよ。

首都圏にあまり出回らない名品種はるかは、一体どんな味わいなのでしょうか。

グラン スイート サーカスのスイーツを通じてぜひご堪能ください。

瀬戸田町で約60年、レモンやオレンジなどの柑橘をつくり続けているたではら農園。

日当たりのよい急斜面に畑が広がり、日差しをたっぷり浴びながら果実は成長します。

果樹に与える水は井戸から汲み上げた天然水。穏やかな気候と海風により元気いっぱいな果実が育まれます。

はるかは5月頃に花が咲き、収穫は1月下旬から2月上旬。

たではら農園の果実にはワックスを使用しておらず、栽培〜貯蔵期間中は農薬の使用回数を最低限に減らすおかげで(*)、果実は果皮までいただくことができます(*天候や樹勢維持、保存のために防腐剤を最低限使用することがあります)。

「ケーキ エクレア はるか」では果皮も食べられるはるかの特徴を体験していただきたく、果皮をマーマレードにしてシャンティイに混ぜたり、果皮をふんわり削って散らすなどして仕上げています。

果皮まで丸ごと味わえるのは、たではら農園さんの丁寧で健康的な栽培のおかげなんですよ。