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【深掘り情報】赤い貴婦人・クイーンルージュ

種がなく皮ごと食べられる赤い貴婦人・クイーンルージュは、ユニコーンとシャインマスカットを交配し、長野県須坂市にある長野県果樹試験場で育成されました。

2019年に品種登録され、2021年に初出荷。現在は長野県内でしか栽培できず、生産量も少ない希少品種です。

一般的なクイーンルージュの糖度は18~20度と、シャインマスカットより高いと言われている新種の赤系ブドウです。

酸味が少ないためより甘さが際立ちます。

クイーンルージュ1房の重さは約400~450gで、果粒は楕円形で大粒。

ラグビーボールのような形の果粒で、赤紫色の果皮は薄く、パリッとした食感をお愉しみいただけます。

ほんのりマスカットの香りが感じられるのも特徴です。

長野県では種がなく皮ごと食べられるブドウ3種を”ブドウ三姉妹”と呼んでいるのですが、唐突にここでクイスです!

ブドウ三姉妹3種類の品種はなんでしょう?

答えは、白系のシャインマスカット、黒系のナガノパープル、そして赤系のクイーンルージュです。

ナガノパープルは8月下旬、シャインマスカットは9月中旬、クイーンルージュ9月下旬と、順に収穫されるんですよ。

三姉妹はいずれも種がなく果皮まで丸ごといただけるため、手軽にポイポイと食べることができます。

ちなみにブドウの果皮についている白い粉は「ブルーム」といって、果実に含まれる脂質からつくられた天然の蝋(ろう)物質が表面に出てきたもの。ブルームはブドウの病気を予防したり、果実の水分の蒸発を防ぐなど鮮度を保つ働きがあります。農薬やカビではないので安心してそのままお召し上がりください。

それでもやっぱり気になるという方は、いただく前にブドウを軽く水ですすぎましょうね。

なお、ブドウは房の肩のあたりが甘みが強いので、房の下の方から食べ始めると、最後まで美味しくいただけますよ。

クイーンルージュはデビューしたての品種となりますが、その美味しさは別格。

ぜひフルーツ好きな皆様にご提案したいと思い、クイーンルージュを主演に抜擢しました。

都市部ではめったにお目にかかれないクイーンルージュ。

エクレアを通じてぜひご堪能くださいませ。